日本人選手 主な海外組52人 2020.04.24
主な海外組の日本人選手
2019-20年シーズン 日本代表、世代別日本代表クラスの選手が50人近くになった。

南野拓実(リバープール) ◇CL
武藤嘉紀(ニューカッスル)
スコットランドリーグ
食野亮太郎(ハーツ)

安部裕葵(バルセロナB) ◇CL
久保建英
乾貴士(エイバル)

リーガ・エスパニョール 2019-2020順位(20チーム)
1バルセロナ
2レアル・マドリード
3セビージャ
4ソシエダ
5ヘタフェ
6アトレチコ
7バレンシア
8ヴジャレアル
9グラナダ
10ビルバオ
11オサスナ
12ペティス
13レバンテ
14アラベス
15バリャドリッド
16エイバル
17セルタ
18マジョルカ
19レネガス
20エスパニョール

柴崎岳(デポルティボ)
岡崎慎司(マラガ)→(ウエスカ)
香川真司(サラゴサ)
山口瑠伊(エストレマドゥーラB)
リーガ・エスパニョール 2部 2019-2020順位(22チーム)
1カディス
2サラゴサ
3アルメリア
5ウエスカ
15マラガ
19デポルティボ

長谷部誠(フランクフルト) ■EL
鎌田大地(フランクフルト) ■EL
大迫勇也(ブレーメン)


原口元気(ハノーファー)
宮市亮(ザンクト・パウリ)
遠藤航(シュツッガルト)

冨安健洋(ボローニャ)
吉田麻也(サンプドリア)
セリエB
サイ・ゴダード(ベネベント)

酒井宏樹(マルセイユ)
川島永嗣(ストラスブール) ■EL

中島翔哉(ポルト) ◆EL
前田大然(マリティモ)
権田修一(ポルティモネンセ)
安西幸輝(ポルティモネンセ)
小久保 玲央 ブライアン(ベンフィカB)


菅原由勢(AZ) ■EL
堂安律(フローニンゲン)→(PSV)
板倉滉(フローニンゲン)
中山雄太(ズウォレ)
ファン・ウェルメスケルケン・際(ズウォレ)
中村敬斗(トゥエンテ)

伊東純也(ゲンク) ◇CL
森岡亮太(アンデルレヒト)→(シャルルロワSC)
鈴木優磨(シントトロイデン)
シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
伊藤達哉(シントトロイデン)
松原后(シントトロイデン)
植田直通(セルクル・ブルージュ)
三好康児(アントワープ)
小林祐希(ワースラント・ベフェレン)
ベルギー・リーグ2部
天野純(スポルティング・ロケレン)→(横浜FM)
シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
伊藤達哉(シントトロイデン)
松原后(シントトロイデン)
植田直通(セルクル・ブルージュ)
三好康児(アントワープ)
小林祐希(ワースラント・ベフェレン)

天野純
日本の力をみせるとき カズ2020年04月10日(金)日経新聞にて掲載
日本の力をみせるとき
クラブハウスが閉鎖され、グラウンドは使えず、利用していたジムも1カ月近く休止している。自分で所有している器具で最低限の運動をする日々が続く。
自分が新型コロナウイルスにかかることも、他へうつすこともあってはならない――。プロスポーツ選手は誰でも、そんな大きな責任とプレッシャーと隣り合わせの生活を送っていると思う。クラブに、対戦相手に、試合開催に。自らが及ぼす影響が大きすぎる。
屋外を走りたくなっても、感染するかもと控えてしまう。ほんの3分ほどでもいったん家の外に出たら、何に触れていなくても手をゴシゴシと洗う癖がついてしまった。うちの息子たちは街で遊びたい年ごろだけど、家族にも同レベルの緊張をしいてもらっている。
「え、行くの?」。ある同僚は奥さんにとがめられつつ練習へ出ていた。4月初旬、1カ月先にリーグが再開する予定の一方で、感染への危機感が増していた時期のことだ。一部屋に40人近くが集まるミーティングのさなか、僕も声を上げた。「緊急事態宣言も出そうなときに、こうして集まって、練習していていいの?」。選手の大半が同じ思いだったという。自らをリスクにさらしてでも、命や社会機能を守るべく奮闘する方々がいる。休みたくても、休めない人がいる。でも選手は、そうじゃない。
いつ電話しても満席だったなじみの繁盛店は、店の維持さえ難しい状況に追い込まれた。我慢は、先が見えてこそ我慢できるもの。娯楽や明るい話題も楽しめず、それどころでない人々がたくさんいる。そんな状況で、僕らが「何か希望を」などとはいえない。
すべての行動が制限されるわけでない緊急事態宣言は「緩い」という声がある。でもそれは、日本人の力を信じているからだと僕は信じたい。きつく強制しなくても、一人ひとりのモラルで動いてくれると信頼されたのだと受け止めたい。
戦争や災害で苦しいとき、隣の人へ手を差し伸べ助け合ってきた。暴動ではなく協調があった。日本にはそんな例がたくさんある。世界でも有数の生真面目さ、規律の高さ。それをサッカーの代表でも日常のピッチでもみてきた。僕らは自分たちの力をもう少し信じていい。日本人はこういうとき、「やれるんだ」と。
「都市封鎖をしなくたって、被害を小さく食い止められた。やはり日本人は素晴らしい」。そう記憶されるように。力を発揮するなら今、そうとらえて僕はできることをする。ロックダウンでなく「セルフ・ロックダウン」でいくよ。
自分たちを信じる。僕たちのモラル、秩序と連帯、日本のアイデンティティーで乗り切ってみせる。そんな見本を示せたらいいね。
三浦知良 “サッカー人として” 2020年04月10日(金)掲載
三浦知良 “サッカー人として” 2020年04月10日(金)掲載