2019年09月

久保は25日の第6節アトレチコ・マドリード戦で出場4試合目にして初先発を飾り、フル出場。右サイドハーフに入って存在感を示したが強豪に0-2と敗れた。そうして迎えたアラベス戦では2試合連続スタメン出場を果たした。

 前半のマジョルカは思うようにパスが回らず、久保が相手ゴールエリア付近でボールを受ける回数は数えるほど。前半27分には右サイドでボールを持った久保に対して、アラベスMFワカソ・ムバラクが強烈なタックルをお見舞い。久保はピッチに倒れ込み、ムバラクにイエローカードが提示される一幕もあった。

 両チームとも決定打を欠いて前半を折り返したなか、後半31分にスコアが動く。アラベスが左CKを獲得し、中央にボールを供給し、マジョルカがクリアして難を逃れた。ところが直後、主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でゴール前のプレーをチェック。エリア内でマジョルカFWラゴ・ジュニオールがアラベスMFトマス・ピナを倒したとしてPKを指示し、これを相手FWルーカス・ペレスに決められ、マジョルカは先制点を献上した。

 劣勢のマジョルカが攻勢を強めるも、アラベスの鋭い攻撃を受けて後半41分に被弾。試合はそのまま0-2で終了し、マジョルカはこれでリーグ戦3連敗となった。2試合続けてフル出場の久保だったが前線までパスが回らず、最後まで見せ場を作れないまま終了。スペインで受難の日々が続いている。
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[9.25 リーガ・エスパニョーラ第6節 マジョルカ0-2A・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは25日、第6節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカはホームでアトレティコ・マドリーと対戦した。待望の初先発を果たした久保は右サイドハーフでフル出場。切れ味鋭いドリブル突破で大半のチャンスを導くも、最後までゴールには絡めず、チームは0-2で敗れた。

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 リーグを代表する強豪チームに対し、立ち上がりは防戦一方となったマジョルカ。しかし、右サイドで先発した久保はボールを持てば堂々と渡り合うプレーを見せ、敵陣近くのセットプレーでもキッカーの位置についた。しかし、肝心のキックはMFサルマ・セビージャに委ねる場面が続き、チームもなかなか好機を活かせない。

 すると前半26分、A・マドリーが試合を動かした。久保のエリアを狙った攻撃から右コーナーキックを獲得すると、MFコケがファーサイドに送り込んだボールをFWジエゴ・コスタが強烈なヘディングシュート。これがネットに突き刺さり、今季初ゴールが貴重な先制点となった。

 さらに前半31分、右サイドからのクロスを中央で収めた19歳のFWジョアン・フェリックスがオーバーヘッドでゴールを狙い、このボールがマジョルカDFの腕に直撃。いったんはPKが宣告されたが、J・フェリックスの腕にもボールが当たっていたとして、VARの介入によりマジョルカの間接FKで試合が再開された。

 久保は前半40分、右サイドでノッキングした局面でドリブル突破をしかけると、MFビトーロに倒されてFKを獲得。このキックはまたもS・セビージャが決定機につなげることができなかったが、41分にもショートコーナーを受けた久保が体を揺らしたフェイントから味方につなぎ、クロス攻撃でチャンスを導いた。

 後半はさらに久保が魅せる。2分、中盤のトランジションでボールを拾うと、味方に預けてゴール前に走り込み、MFダニー・ロドリゲスのスルーパスに反応して右足シュート。これがポストに当たってゴールラインを越えるかと思われたが、名手GKヤン・オブラクにギリギリでかき出された。

 さらに後半4分、久保は右サイドのハーフスペースでオブラクのキックミスをカットすると、自ら持ち込んでから左足シュート。しかし、これはうまくミートせずに枠を外れた。その後はマジョルカが主導権を握り、16分には献身的なプレスバックを見せた久保がコケからボールを奪う場面もあった。

 ところが後半20分、A・マドリーはゴール前の空中戦からJ・フェリックスがボールを拾い、振り向きざまに左足シュート。マジョルカFWアンテ・ブディミルの身体に当たったボールがゴールラインを越え、マジョルカは2点のビハインドを負った。公式記録ではJ・フェリックスのゴールとなった。

 後半25分、ペナルティエリア右でMFトーマス・パルテイをかわした久保が右足でクロスを送り、中央のFWアブドン・プラッツがドンピシャで合わせたが、惜しくもオブラクの正面。それでもどんどん久保にボールが回るようになり、初先発にしてチームメートの信頼を勝ち取りつつあることを示した。

 A・マドリーは後半32分、途中出場のFWアルバロ・モラタが一度に2枚のイエローカードを受けて退場。その後はややオープンな展開になった中、マジョルカは試合を締めようとしてくるA・マドリーを相手に攻撃が停滞してしまう。そして、そのまま試合はタイムアップ。久保の初先発試合は完封負けに終わり、これでチームは5戦勝ちなし(1分4敗)となった。
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[9.15 スペイン2部第5節 サラゴサ3-1エストレマドゥーラ]IMG_9369

 スペイン2部リーグは15日、第5節を各地で行い、MF香川真司所属のサラゴサがエストレマドゥーラを3-1で破った。トップ下の位置でフル出場した香川は1-1で迎えた後半35分、今季2点目となる勝ち越しゴールを記録。チームの3連勝に大きく貢献した。

 先にスコアを動かしたのはホームのサラゴサ。前半12分、MFイニゴ・エグアラスの浮き球パスにFWラファエル・ドゥワメナが抜け出し、相手GKの動きを見ながら冷静に右足シュートを流し込んだ。

 4-3-1-2のトップ下で先発した香川は敵陣のバイタルエリアでフリーマン気味にプレーするが、ボールを引き出してもなかなか決定的なパスやシュートを繰り出せない。後半に入ってもそうした流れは続き、徐々にエストレマドゥーラに主導権が移っていった。

 すると後半9分、DFディエゴ・カバーリョのミドルシュートがネットに突き刺さり、エストレマドゥーラが同点に追いつく。その後も一方的に劣勢となったサラゴサは26分、GKクリスティアン・アルバレスのビッグセーブに助けられる場面もあった。

 4-2-3-1にシステムを変えたサラゴサは後半33分、MFハビエル・ロスのミドルシュートをGKがこぼすと、このボールを拾った香川がダイレクトボレーで狙ったが、絶好のチャンスはわずかに枠外。それでも35分、香川は左サイドを突破したFWルイス・ハビエル・スアレスのクロスを冷静に流し込み、勝ち越しゴールを奪った。

 その後はサラゴサが試合を優位に運ぶと、後半41分にはL・J・スアレスがドリブル突破からの左足シュートを決めて追加点を奪取。そのまま試合を締め切り、3-1で勝利した。開幕5試合負けなし(4勝1分)の好調を保ったまま、3連勝を達成。順位は自動昇格圏内の2位をキープした。


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「愛し続けてもらえるように、力を証明していかなければ」

ビルバオ戦でPKを奪取して、サポーターに雄叫びを上げる久保。スタジアムがもっとも沸いた瞬間だった。写真:ムツ・カワモリ

 現地時間9月13日、ラ・リーガ1部のマジョルカは本拠地でアスレティック・ビルバオと対戦。両チームともにゲーム終盤でPKの絶好機を得るも決め切れず、0-0の痛み分けに終わった。


 その試合の63分、ホームの大歓声を背に受けて登場したのが、日本代表FW久保建英だ。火曜日のワールドカップ・アジア2次予選、ミャンマー戦から中2日で、マジョルカのチーム練習に合流したのはビルバオ戦の前日。ビセンテ・モレーノ監督は疲労を考慮して起用に慎重だったが、ベンチ入りを果たしたうえ、比較的早い時間帯での投入となったのだ。

 久保は試合後のプレスカンファレンスに姿を見せ、「中2日だったので厳しいものもあるかなと思いましたが、思っていたよりも身体が軽かった」と明かし、「ホームデビューができてとても嬉しい。交代で入る時のファンの迎え方に感謝しています」と語った。

 80分に久保はエリア内で果敢に仕掛けて、PKを獲得。だがキッカーのアブドンが枠を外してしまい、先制のチャンスをフイにしまう。このことに関しては「彼は失敗しましたが、僕はPKを蹴ってないのでなにも言えない。ゴールは決める時も外す時もあるわけで、僕たちはそれについてなにも言えない」とコメント。さらに「PKキッカーは誰が決めたのか?」との問いかけに対しては、「分からない。僕はここに来たばかりですから。これからもし望むことがあるなら、監督に訊いてみようと思います」と答えた。

 日々、マジョルカでのプレーに自信を深めているようだ。

「前回(バレンシア戦)より長い時間プレー機会を与えてもらったので、チームメイトのことも徐々に分かってきているし、自分にもボールが来るようになってるんで、このままどんどん信頼を勝ち取っていければいいかなと思います。僕は監督が決めたポジションでプレーするだけ。どこでもできるのが自分の強みだと思っています。試合に出れる幸せを噛み締めてやっていきたい」

 そして日本のワンダーキッドは、「(マジョルカのサポーターの)愛情をすごく感じています。愛し続けてもらえるように、すべてのゲームで力を証明していかなければと感じています」と想いを明かした。

 残念ながらにゴールに絡む“結果”は残せなかったが、モレーノ監督やチームメイトに対してポジティブな印象を与えたのは疑いがなく、なによりホームサポーターの久保に対する熱狂ぶりが尋常ではない。次節は9月22日のアウェー、ヘタフェ戦。初スタメンの期待が高まる。

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